6.23.2014

HOTEL RWANDA BY YVONNE CHAKA CHAKA


6月16日、アフリカ友好議員連盟によってホテルルワンダの上映会が開催された(於:衆議院議院会館)。ルワンダは人口1千200万人、その内80人の日本人が居住する。
在京ルワンダ大使館の一等書記官によると、「『ホテルルワンダ』の主人公はルワンダのヒーローの一人である。けれども、映画は脚色もある上、ホテルを中心に描写されている。」とし、ホテルの外、ルワンダ全土で行われた虐殺について想像をして欲しい、と口調を強めた。
また、「自分達の国で起こった虐殺のため、映画を鑑賞すると、感傷的になってしまう。しかし、ルワンダはこれからも課題はいっぱい残されている。」と未来への希望を語った。

マンデラ大統領がその歌声を賛美したとされる南アフリカ出身の歌手 Yvonne                Chaka Chaka氏。

一方、本映画を挿入歌を歌ったYovonne Chaka Chaka氏(MDGs大使、釜石ふるさと応援大使)は「マンデラ初代南アフリカ大統領が『人は憎むことを教えることは出来ないが、人を愛することは教えることが出来る』」と指摘した。

ベルギーからの独立後、ルワンダにおけるフツ族とツチ族の虐殺問題が勃発した。これは宗主国がマイノリティーの民族を優位に立たせ、マジョリティーの民族に対し、抑圧を行っていたが、独立後、抑圧を受けていたマジョリティーの民族が武器を持つ、という先進国による心理戦である。
この作品では、フランスが間接的に登場するが、ラジオを使用して心理戦を行ったのはフランス政府だと近年研究者から指摘されている。

資源が豊富な国には多くの先進国が介入している。現在、ルワンダは安定した生活を取り戻しているが、南スーダンは過去のルワンダと同様、豊かな資源を求めて多くの国や多国籍企業がむらがっている(堀尾 藍)。



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