7.23.2014

【記者会見】駐日パレスチナ大使「ガザにおける国際社会及び日本の役割」

堀尾 藍(INDIGO MAGAZINE 編集長)
AI HORIO , Editor in Chief

 7月23日、日本外国特派員協会において駐日パレスチナ大使ワリード・シアム閣下(Ambassadror Waleed Siam)が「ガザにおける多くのパレスチナ人がイスラエルの攻撃によって犠牲になっている。」と国際社会に訴えた。また、「(大手メディアによると)イスラエル人の3人の少年がパレスチナ人によって殺害されたと報道されているが、未だ事実関係が把握されていない状況である。しかし、その報復として、パレスチナ人の少年が犠牲となった」とし、これらの事件が、今回のイスラエルの対ガザへの軍事展開の要因である、と指摘した。
 イスラエルによる攻撃によって、今までに641名のパレスチナ人が犠牲となり、その多くの犠牲者が女性や子どもといった民間人である、と強く非難した。


            ワリード・シアム駐日パレスチナ大使
         (Ambassador Waleed Siam 写真 筆者撮影)
          
 「米の情報機関の統計によると、イスラエルは武器の輸出ランキング上位に入っている」と指摘する大使。(写真 筆者撮影)


 同席した記者陣からは「パレスチナに対する日本の役割についてどう思われるか」と質問があり、シアム大使は、「日本はパレスチナに対し、とても多くの分野で支援を実施しており、感謝している」と謝辞を述べると共に、今回の岸信夫外務副大臣による中東訪問について高く評価をした。
 また、別の記者からの「イスラエルとの交渉で重要な役割を担う国とはどこか」という質問には、「特定の国ではなく、国連による仲介が重要だと考える」と指摘した。エジプトだけではなく、各国がこのパレスチナ問題に取り組む必要があり、また、中東和平にはメディアの存在が大きく、欧米追従の報道のあり方についても問題がある、とした。

 最後に大使は「パレスチナとイスラエルは二つの国家として平和的に共存しなければならない。」と言葉を締めくくった(堀尾 藍)。



*文責は堀尾 藍にあります。

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